ローマからの日帰り旅行
あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
でも、全くお正月な感じはしないよね。
でも、今日はローマの観光地も休みが多いので、郊外まで足を伸ばしましょう。
おめでとうございます。
そうだよね〜。ここにいると日本の正月の雰囲気は全く感じられないね。
今日もイタリアを満喫しましょう。いってみよ〜。
チヴィタ・ディ・バニョレージョ
元旦の今日は早起きして、電車でローマからの日帰り旅行に出かけます。最初の目的地は天空都市チヴィタ。正式名称はチヴィタ・ディ・バニョレージョというようですが、長いのでチヴィタとしておきます。まずは最寄りのオルヴィエート駅まで電車で1時間ちょっとです。まだ夜明け前ですが、ほぼ満席の電車は8時過ぎにオルヴィエート駅に到着。
チヴィタは、オルヴィエート駅からはバスで約40分かかります。ここで想定外のことが。なんと、バスは運休です。イタリアの年末年始の休日は1月1日だけなので、多くの店が休みとは聞いていましたが、公共交通機関が休むとは思っていませんでした。後で調べてみましたら、そもそも、ここのバスは日祝定休のようでした。幸いにも駅前に1台のタクシーを発見し、交渉の末に送っていただきました。しかし、50€。バスは片道料金1.3€なので、少し残念ですが、行けるだけでも良しとしました。
タクシーを下りた駐車場の先にある展望台からその全貌が目に入るようですが、タイミング悪く、霧で何も見えませんでした。15分前には、綺麗に見えたと教えてくれた韓国人ので新婚さんに証拠写真を頂きました。ありがとうございました。お幸せに!
チヴィタは、天空の城ラピュタのモデルとも言われる街で、人気のイタリアの観光地。2,000年以上前につくられた都市ですが、台地の崩落によってその上の建物が崩れる危機に常にさらされており、「死にゆく町」とも言われる街です。
さらに下へ進み、入村料をチケット売り場で払った後から街へは約300mの細い橋を渡って向かいます。この橋は生活物質も運ぶ小さな車もの通る大事な道です。なお、その車はクボタでした。日本から遠く離れたイタリアで活躍している姿を見られて、なんか嬉しかった。
10m先も見えないような濃い霧の中を進んでいくと、徐々に街がみえてきました。橋を渡り終えると同時に、閉まっていたカーテンが開いたかのように神秘的な天空都市を目の当たりとすることとなりました。
現在、住んでいる人は12名程度のようです。しかし、教会、ホテル、カフェ、レストランなどがあり、そこには生活があります。朝の風景も素晴らしいのですが、夜にもう1度訪れたいと思わせる佇まいでした。
オルヴィエート
そして、そのままタクシーでオルヴィエートの町に向かいました。結局、往復で70€。本来、駅前からケーブルカーかバスで町の入口まで来て、歩いて散策するのがが一般的のようですが、タクシーで町の中心部に到着です。
そして、いきなり目の前のオルヴィエート大聖堂!大きさ、美しさに圧倒されました。このような場所に、このような物を建ててしまうとは!
オルヴィエートは、城壁に囲われた丘陵にある街で、世界一美しい丘上都市と言われています。中世ヨーロッパの面影を色濃く残す綺麗な街並みでヨーロッパでは人気の観光地です。
街並をただ歩くだけなのですが満足度の高い観光地です。
Caffè Montanucci
街中のカフェCaffè Montanucciでひと休みです。カウンターで立ったままエスプレッソを飲んだり、クロワッサンを食べたりしていますが、奥のテーブルで席についている人もいます。10名弱がカウンターの前で並ぶことなく勝手に注文?しているようで、忙しくて店員さんもキレ気味です。まぁそもそも愛想笑いなどしないようですが。
可愛い木製の番号札を持たされて、適当なテーブルな座っていると運ばれてきました。日本では、ほぼ飲みませんが、今回の旅で初めてのエスプレッソ。地元の人を真似て、たっぷりの砂糖を入れて頂きました。苦くて甘くてイタリア人になった気分を味わいました。甘いお菓子やパニーニと合わせるにはカフェラテの方が相性が良いようです。
ケーブルカーでオルヴィエート駅までおりました。数分間で到着しますが、景色が良いので是非ご乗車ください。
ローマ観光(テルミニ駅周辺)
オルヴィエート駅を出発して、テルミニ駅に到着したのが夕方でした。そのまま駅周辺を散策します。
普通に歩いている街並みも、まさにローマであり、日本ではよく目にする現代的な建造物は全く見られず、街全体がローマを作っています。
サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂
ローマでは、いたるところで教会を目にします。いくつもある教会の中においても格式高い存在と言われるのが、テルミ二駅近くにあるサンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂です。教皇によって建てられた「ローマ4大大聖堂」のひとつでもあり、豪華絢爛な内部の装飾は一度は訪れる価値があります。
中に足を踏み入れた瞬間、その美しさ、きらびやかな装飾に圧倒され、一瞬ですが動けなくなります。なかでも黄金の天井はひときわ目を引きます。美しい花模様の中に、教皇の紋章がデザインされているようです。
圧倒的な空間に目が釘付けで見落としてしまいそうになりますが、後ろを振り返ると、素敵なステンドグラスが装飾されています。
クーポラには、フレスコ画が壁や天井にびっしりと描かれています。細かな細工が施されてた芸術作品です。
サンタ・マリア・デッラ・ヴィットーリア教会
サンタ・マリア・デッラ・ヴィットーリア教会、外観は小さくて地味?な教会ですが、内部は、きらびやかで豪華絢爛な建物です。
コルナーロ礼拝堂には、映画「天使と悪魔」にも登場したベルニーニの傑作、テレーザの法悦があります。
サンタ・マリア・デラ・ヴィットーリア教会の向かい側にフェリクス水道の泉がありあす。モーゼの像があまりにも立派なのでモーゼの噴水とも呼ばれているようです。
共和国広場
共和国広場は、広場というよりもロータリー。スペイン広場とか、ナヴァーナ広場のようなに人が集まる場所ではない。中央に噴水、その周辺の道路、建物のこと。ローマらしい景色で、一見の価値はあります。
ジェラートの店が多いです。そして、美味しい。
イタリアは観光立国であり、おしゃれなハイブランドが多くある国であり、それ以外の産業を育てる必要はないのだろうな感じます。イタリア人の生き方にあこがれがあります。昔、LEONを見て、ちょいワルおやじにあこがれ、イタリア人になりたいと思っていた頃がありました。”最後はなぜかうまくいくイタリア人”という書籍がありますが、本当にそうなのかもしれません。
明日はバチカン市国に向かいます。その様子は下記からご覧ください。