ローマ観光
今日はゆったりめの予定だよ。
その分、しっかりとサン・ピエトロ大聖堂を満喫するわよ。
昨日、見学できなかったサン・ピエトロ大聖堂。
楽しみだね。
余裕があれば、バスに乗って街並みを見てみたいなぁ。
その土地の公共交通機関に乗るのは楽しいよね。
サン・ピエトロ大聖堂
今日は、行列を避けるため6:30に出発です。途中、地下鉄の故障?なのか、別の地下鉄の乗り換えさせられるというハプニングもありましたが、見学開始の7:00過ぎに到着しました。行列はわずかです!
バチカン市国は城壁で囲まれている部分もありますが、腰くらいの高さの柵だけの部分もあり、所々に通路があって自由に出入りできます。国境検問とかパスポートチェックなどはありませんので、簡単に入国できます。そして入国すると同時にサン・ピエトロ大聖堂が眼前に広がります。
クーポラ
サン・ピエトロ大聖堂への入場は無料ですが、クーポラへ登るには、中でチケットを購入する必要があります(エレベータ10€、階段8€)。その受付には誰も並んでいない状況でしたので、早朝の見学がお勧めです。クーポラに登るのが混み合うことが想定されましたので、先に登ります。なお、エレベーターの場合でも320段の階段を登りますし、全て階段で登ると551段なので、体力と相談の上、選択しましょう。
途中にカフェがあり、休憩できます。また、お土産物屋の前にはポストもあるので、ここから手紙を出すこともできます。
この美しいクーポラはミケランジェロが設計したものです。しかし、クーポラが完成したのはミケランジェロが亡くなってから30年ほど後でした。きっと完成した姿を見たかったでしょう。
天井のモザイク画は圧巻です。間違いなく、登ってよかったです。本当に素晴らしかった。
クーポラ内には通路があり、壁にはモザイク画が描かれています。大聖堂の中から見上げると、よく見えないのですが、間近で見ると見ると巨大です。
クーポラを抜けて更に上へ上へと登ると展望台に到着しました。朝日は雲に阻まれて残念でしたが、街並みは圧倒的に美しい。
反対側のバチカン市国内の様子。左端に見えるのがバチカン市国駅。バチカンには世界で一番短い国際鉄道があります。
大聖堂の5つの扉
サン・ピエトロ大聖堂の広場側の入口には5つの扉があります。向かって、左から「死の扉」、「善と悪の扉」、「フィラレーテの扉」、「秘蹟の扉」、「聖なる扉」と並んでいます。
聖なる扉は25年に一度しか開かない扉です。ただ、ローマ法王の指示で開くことがあり、2015年に特別開帳されています。次は2025年に開かれるようです。
大聖堂の内部
サン・ピエトロ大聖堂内は、目に入るもの全てに圧倒されます。しばし放心状態になる人もいるでしょう。巨大で壮麗な大聖堂内部です。いろいろと気になるものがありますが、順路に沿って右手から反時計回りに進みます。
ミケランジェロのピエタ像
すぐに見えてくるのがミケランジェロのピエタ像です。ピエタが置かれている礼拝堂は、防弾ガラスで覆わています。過去に破壊しようとした事件があったためです。しかし、ガラス越しでも十分に素晴らしさが伝わってきます。
グレゴリウス13世の墓碑
それまで使用されていたユリウス暦から、世界の標準的な暦法でも使われているグレゴリオ暦に変更したことで有名な教皇です。
聖ペテロの司教座
大聖堂の最奥部に位置するのが、ベルニーニの設計のペテロの司教座。中央に輝くステンドグラスに描かれているのは鳩の姿です。
ブロンズの天蓋
中心部にひときわ目立つ、とても特徴的な造形物があります。螺旋状の4本の巨大なブロンズの柱に支えられているベルニーニ作のブロンズの天蓋(バルダッキーノ)です。高さ29mと巨大です。
4体の聖人像
ブロンズの天蓋を囲む4つの柱には、それぞれ聖遺物を納めている祭壇があり、聖遺物に関連する聖人像が配置されています。
レオ1世の祭壇
ローマ教皇レオ1世は、アッティラのローマ侵略の危機から救った英雄です。
キリストの変容
キリストの変容は、キリストの起こした2つの奇跡が表現されているモザイク画です。こちらはレプリカです。本物はバチカン美術館の絵画館(ピナコテカ)で見てきました。
今回の旅でも色々な建造物を見てきましたが、サン・ピエトロ大聖堂は「感動した建造物!」では間違いなくNo.1です。ローマに来たら、必ず1度は訪れるべきです。このためにローマに来てもよいくらいです。
ナヴォーナ広場
裏通りのお洒落なコロナリ通りを通って、ナヴォーナ広場へ向かいました。
奇抜な噴水が目をひく広場です。クリスマスマーケットの名残があり、多くの人が集まっていました。
Cuccagna(レストラン)
ナヴォーナ広場近くのレストランCuccagnaでランチとしました。12時前だったのですが、他のお客はいませんでした。少し不安でしたが、気の良さそうなお店の人に誘われて入店しました。しかし、キッチンの準備が整っていないとの理由で、「お食事メニューは20分くらい後でね。」とさらっと言われました。まぁ急いでもいないので、ワインなどを飲みながら、メニューを吟味して、生ハムチーズピザ、ボロネーゼドリア、ポルペッテをお願いしました。
食後にはドルチェまで食べて、大満足のランチでした。
今日の観光はこれまでとして、ぶらぶら、ゆったりとローマを満喫して、バスで帰りました。明日は、早朝からベネチアに向けて移動します。その様子は下記から、ご覧ください。