ベネチア観光
今日は、今回の旅の最後の目的地、フィレンツェに移動するよ。まずは、ベネチアの街を散策しながら、サンタ・ルチア駅に行くわよ。
ベネチアは街の雰囲気がすばらしいね。名残惜しいね。全体を観光するには2泊必要だから、また来たいです!次のフィレンツェも楽しみだから、出発しましょう。
リアルト橋
移動のためにサンタ・ルチア駅に向かいます。徒歩で30分弱ですが、道中は街並みを見ながら行きますので90分ほどの時間を見込んで出発です。途中で昨日は水上バスから見たリアルト橋に差しかかりました。
朝から大勢の人でごった返しております。写真を撮るスペースの確保にも時間がかかります。我々も含めて、人はなぜ同じ場所で写真を撮りたいのでしょう?記憶は薄れていくから、その補正のため、思い返すためかな。
そこからも細い路地、トンネルのような路地を通り、運河の橋をいくつも渡ります。
道中に魚市場もあります。
道中に教会もあります。
60分ほどかけてサンタ・ルチア駅に到着しました。駅前の運河と駅の風景が最高です。ベネチアいいです。本当に。
ベネチア→フィレンツェ
ここからは、トレニタリア(イタリア旧国鉄)の高速鉄道フレッチャロッサでフィレンツェへ移動です。フレッチャロッサとはイタリア語で赤い矢です。赤い車体がかっこいいです。
今回はプレミアムクラスの利用でしたので、座席での無料サービス、ウェルカムドリンクとスナックの提供を受けられました。座席はスタンダードと同様に横に2+2配列で、ボックス席が多く、やや広くゆとりのある空間でした。そして、テーブルが大きいこと。2時間30分の快適な旅でした。
車内で、これから向かうピサへの電車の時刻をネット検索していました。フィレンツェから1時間のピサへの行程が、なぜか今日だけは2時間かかるようです。そうなると往復で4時間!列車の車掌さんに事情を聞いてみると、どうやら「そういう日だから。」とのことです。どうやらストライキのようです。イタリアの電車は遅れがデフォルトで、多少の遅れには驚きませんでしたが、これは想定外でした。今回はピサへ行くことは諦めました。再度のイタリア訪問は必須となりました。
フィレンツェ観光
そうこうしている間にフィレンツェの玄関口サンタ・マリア・ノヴェッラ駅に到着です。予報どおり、天気も崩れてきて小雨もようです。駅から歩いて中央市場に向かいます。
サンタ・マリア・ノヴェッラ駅から、フィレンツェ中央市場に向かうアリエント通りの両脇に革製品のお店が並びます。店番をしているのはアジアからの移民のようです。どの店も同じような製品を置いてあり、同じようなおじさんが店番をしています。おそらくオーナーはイタリア人なのでしょうが、働いているの外国人という図式です。どこにでもある光景ですが、変えることが難しい社会構造の一端を見せられます。
フィレンツェ中央市場
中央市場に到着です。この2階がフードコートになっており、ご当地の食事がいただけます。もう曜日感覚はとっくいなくなっていますが、確か今日は平日のはずです。しかし、ものすごい人で賑わっています。14:30頃ですが、このような時間にお食事の方がこのように大勢いるとは?観光客もいるとは思いますが、地元の方が大半のように見えました。
ここでは、軽食としてフリッター、ランプレドット(牛もつ煮込み)、パニーニをいただきました。また、ビールではなく、イタリアではよくみかけるオレンジ色の素敵な飲み物アぺロールを飲んでみました。アぺロールリキュールをスプマンテで割ってフルーツをトッピングしたものです。イタリアの食前酒としては定番のようです。爽やかでとても美味しかったです。日本でも流行っても不思議ではないです。
サンタ・マリア・ノヴェッラホテル
天気もよくないので、夕方までホテルで疲れを癒すことにしましたので、そこから歩いて向かいます。本日に宿泊するサンタ・マリア・ノヴェッラホテルは駅からも徒歩10分弱ですし、街の中心地にあるので観光にも便利です。
チェックインした際にサウナの使用を確認するとOKだったので、30分後に予約しました。なんと無料で使用が可能です。荷物を部屋に置き、早速にサウナに向かいます。地下にあるジムの奥に併設されていました。残念ながら水風呂はありません。日本以外では水風呂はあまり無いのでしょうか?2人用の大きくないサウナですが、貸切なので問題ありません。温度は80度と比較的にマイルドな設定でした。結果として3セットをいただきました。大満足です。
サンタ・マリア・ノヴェッラ広場
ホテルの目の前がサンタ・マリア・ノヴェッラ広場です。そこには美しい教会があります。あいにく雨模様でしたが、マーケットがあり賑わっていました。
サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局
徒歩3分の距離に、世界最古の薬局サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局があるとのことで、歩いて向かいました。 教会の修道士たちが薬剤を調合したのが始まりとされているようです。店内は、とうてい薬局とは思えないない美しく、観光だけで訪れる人がいることにも納得です。
扱っている商品は、石鹸、香水、キャンドル、ハーブティーなどです。香水の種類が豊富で、試している内にどれが良いのか分からなくなりました・・・。そこで、最古のレシピとして伝わっている王妃の水(アクア・デッラ・レジーナ)をお土産に購入ました。
IL PAIOL(レストラン)
買い物をしていると夕食の時間となりました。イタリアで最後のディナーは、フィレンツェ風ステーキのビステッカ・アッラ・フィオレンティーナです。ホテルのお勧めレストランIL PAIOLOを予約していただきました。歩いて15分程ですので夜の街を散歩しながら向かいます。途中の街並みは素晴らしいです。フィレンツェの街並みはローマと比較しても良い意味で古さを感じます。
メリーゴーランドが街に似合う、雰囲気の良い広場がありました。
雨のフィレンツェを楽しみながら歩いている内に、突然目の前に予約したお店が現れました。入店。
陽気なスタッフが、謎の日本語を使いながら接客してくれました。まずは、ポレンタ(とうもろこし粉を粥状に煮たもの)を焼いたものの上に色々なトッピングを乗せたものとカプレーゼ、トマト、生ハムの盛り合わせで、ワインで乾杯です。
ビステッカは約500gと、少し多いかなとは思いましたが、完食しました。外はこんがりと焼けており、中はほぼ生というレア具合でした。赤身で味はしっかりとしており、肉を食べたという満足感は高いです。日本の高級牛肉の霜降りも美味しいですが、個人的にはどちからというと赤身が好きですから、好みにはぴったりです。食後にお店のオリジナルケーキ、エスプレッソで締めました。大満足の最後のイタリアディナーとなりました。
フィレンツェの街並みは美しいです。明日は午前中に観光地を巡って、帰国のためにローマに移動します。その様子は下記からご覧ください。