イタリア旅行記⑨(フィレンツェ)

イタリア
aisen
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フィレンツェもとてもいい雰囲気の街だね。中世ヨーロッパそのものっていう感じ。同じイタリアでも雰囲気は随分と変わるもんだね。

rokok
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そうだね。どこも素敵♪

でもね、観光も最終日。名残惜しいけど、最後まで楽しみましょう!

▪️フィレンツェ市内観光
 ・ジョットの鐘楼
 ・サンジョバンニ洗礼堂
 ・ドゥオーモ付属美術館
 ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂
▪️移動 フィレンツェ→ローマ(機中泊)

 この日は、15時の電車でローマに戻りますので、それまでは市内観光です。12:45にマリア・デル・フィオーレ大聖堂のクーポラに登る予約をしています。日中は混雑しますので、朝食前にその他の観光スポットを回ります。宿泊しているホテルからは徒歩5分の距離に集中していますので、小雨の中傘をさしてのお散歩です。

 まずは、ジョットの鐘楼の見学です。最上階には展望台があり、414段の階段で登ります。エレベーターはありませんので自力で登るしかありません。朝8:30体力のある早朝ですので、軽やかにチャレンジです。長い道のりですが、数箇所の踊り場があり、途中休憩が可能です。階段幅は狭く、上りも下りも同じ階段ですので、混雑時には人とのすれ違いで苦労することがあるかもしれませんので、ご注意ください。ドゥオーモのように斜めや螺旋状でもないので、それほど苦労することなく、最上階に到着できると思います

ジョットの鐘楼

 最上階からは、フィレンツェ市内が一望できます。赤い屋根が一面に広がるフィレンツェの街並みを眺めているだけで感動します。この景色を見るだけで、「ここに来て良かった。」そう感じます。

ジョットの鐘楼の屋上から眺めるフィレンツェの街並み

 サンジョバンニ洗礼堂も見学しました。洗礼堂の北、東、南の門が見所の1つですが、全てレプリカになっています。本物の門はドゥオーモ付属美術館に展示されています。後ほど見学に行きましょう。内部にも見所の1つである天井クーポラのモザイクがあります。が、なんと修復工事中。なお、工事は2028年に終了予定のようです。

 一旦ホテルに戻り、朝食をホテルでいただきます。定番の生ハム、チーズ、サラダ、パン、ヨーグルト、コーヒー。朝から満足です。

左:サンタ・マリア・ノヴェッラホテルの玄関 右:朝食

 チェックアウトをして、荷物を預けて観光の再開です。まずは、ドゥオーモ付属美術館に向かいます。サンジョバンニ洗礼堂の門など様々な美術品が展示されています。入り口は地味で雑居ビルの入口風ですが、4階建ての空間はとても広く、美術品の多さ、煌びやかさに圧倒されます。

ドゥオーモ付属美術館

中でも一番目をひいたのは、サンジョバンニ洗礼堂の東扉である天国の門のオリジナルです。

サンジョバンニ洗礼堂の東扉「天国の門」

 マリア・デル・フィオーレ大聖堂のクーポラに登る予約時間が迫ってきましたので、駆け足で見学しましたが、時代背景や世界観を勉強してから、改めて見学したいと感じました。

 予約時間の10分前でしたが、マリア・デル・フィオーレ大聖堂クーポラへの入口には100人超の行例が出来ていました。階段や通路が狭いので、スーツケースやリュックサックなどの手荷物の持ち込みは制限されていますので、ご注意ください。

マリア・デル・フィオーレ大聖堂のクーポラ

 クーポラの上は展望台になっており、ジョットの鐘楼よりも多い463段の階段を登ると、またまたフィレンツェの街を一望できます。クーポラまでの階段は比較的に登りやすく、途中で立ち止まることもなく比較的にスムーズに進みます。

 そして途中、クーポラの通路を歩くので、天井画「最後の審判」を間近にすることができます。審判の後、天国へ行く人々、地獄へ行く人々が描かれています。個人的にはドラゴンに喰われる人の部分に衝撃を受けました。そうならないように一生懸命に生きたいと思います。

クーポラ内側のフレスコ画「最後の審判」

 ここで写真撮影で行列ができます。すかさずスタッフが「立ち止まるな〜。進みなさい〜。」と声をかけるので、のろのろ進みます。

クーポラの通路から下を眺める

 そして、ここからの階段が厳しめでした。階段は水平ですが、クーポラの上を進みますので、頭上は斜めっています。そして、最後は這いつくばるような姿勢で進み、最上階に到達です。

ドゥオーモ内部階段を登る

 先ほどのジョットの鐘楼からの景色とは大きくは違いませんが、当然に絶景です。登るだけの理由はあります。せっかくフィレンツェまで来たのですから、どちらにも登ることをお勧めします。クーポラは登る途中も楽しめることがポイントです。

ドゥオーモの屋上から眺めるフィレンツェの街並み

 これで、観光は終了です。ローマ行きの電車に乗る前に、お土産と車内で食べる軽食を買うために、昨日にも寄りましたフィレンツェ中央市場に寄ってから駅に向かいます。1階のイタリア食材の店クリスティーナに日本人の店員さんがいらっしゃいました。細かい質問にもお答えいただき、安心して購入できました。

美しいフィレンツェの街並み

 ここからは、高速鉄道フレッチャロッサでローマへ移動です。今回はビジネスクラスの利用でしたので、座席が横に1+2配列で、シートの前後の間隔は更にゆとりがあり、座席幅も広く、かなり深くリクライニングできました。そしてウェルカムドリンクはアルコールも含まれていました。観光列車でもない単なる特急列車で、赤ワインとパニーニを堪能いたしました。新幹線でビールと焼売もいいけど、これもよかったです。

サンタ・マリア・ノヴェッラ駅構内
ホームのフレッチャロッサ

 テルミニ駅で乗り換えて、フィウミチーノ空港へ向かいます。到着後、荷物を預けた場所へショートカットして向かい荷物をピックアップしました。やはり、ベネチアもフィレンツェも道路は石畳であることが多く、スーツケースには不向きでした。10€×2個×3日間で60€(9,600円)は高いけれど、必要な費用だったと思います。
 お土産に定番のスターバックスのタンブラーを購入しようと思いつきました。空港につきもののスターバックス。当然にあるかと思いきや、フィウミチーノ空港にはありませんでした。ネットで調べてみるとローマには2店舗、イタリア国内でも18店舗しかないようです(2024年1月現在)。フィレンツェの街中で見たので、すっかりどこにでもあると思っていました。スターバックスはアメリカ発祥であり、コーヒーに対する文化、思入れの違いから進出が難しかったようですね。
 色々とありましたが、予定通りに飛行機は離陸し、一路、仁川に向かいます。少し古めの機体なのか、モニターが小さく古びれていました。夜間便ですから、夕食の後にすぐに消灯となりましたので、問題ありません。帰国の様子は下記からご覧ください。